幼稚園・小学校

読書感想文のテンプレは悪なのか?

夏休みの宿題、お子さんはもう終わりましたか?

うちは今日やっと読書感想文を書き終わりました。

 

読書感想文、と聞いただけでも

気分がドヨヨーンとなる人多いんじゃないでしょうか?

私もです。

でも、今って読書感想文のテンプレートがあるんですよね。

 

最初聞いた時は「え?」と思ったのですが、

同時に「いいなぁ、今時の子は」と思ったのも事実です。

 

そして、今は「テンプレートはむしろ、あった方がいいのでは?」

と思っています。なぜでしょう?

 

そもそも、読書感想文の書き方なんて教わっていない!

 

なぜ、多くの人が読書感想文に悩まされるのでしょう?

それは、簡単。

そもそも、読書感想文の書き方を教わっていないから!

 

私は少なくとも記憶にないし、

うちの小1の子も教わっていないはず。

読書感想文って夏休みの宿題のド定番だと思うんですが、

なぜ教えてもいないのに、宿題として出るのかなぁ?

 

文章は何より型が大事!

 

読書感想文に限ったことでありませんが、

文章を書くのに一番大事なこと、それはを知ること。

 

私は文章を書くことが苦手で、今もそれは変わらないのですが、

文章には型があることが分かってからは、

少し気が楽になりました。

型を知っても練習を積まないときちんとした文章が書けないのも確かですが、

それでもやっぱり型を知っているのと知らないのとでは、

全然違います。

 

仕事ではある程度、定型文書というものがあると思うのですが、

社会人になるまで文章の型というのを

意識しない人も多いのではないかと思います。

 

そもそも、日本って国語の授業で文章を書くという

教育があまりなされていないですよね?

 

片や、アメリカでは小学校時代に様々な文章の書き方を訓練され、

フランスも美しく文章を書くことを徹底的に叩き込まれます。

 

昔、日本語を習っている外国人が日本語で書いた文章を

十数名分読んだことがあるのですが、

その文章構成や視点に驚かされました。

 

小さい時から文章を書くことを教育されてきたことで、

自分の使い慣れていない言語であっても、

オリジナルの視点を持つことができ、

さらに自分の考えを論理的に伝える技術が磨かれる

んですね。

 

結論:テンプレートはむしろ使うべき。

 

初めて聞いたときは、

抵抗のあった読書感想文のテンプレ―トですが、

私は子供の読書感想文に利用しました。

 

そして、今ではむしろ使うべき!と思っています。

テンプレートと言っても、枠組みだけで、

肝心のどう感じたか、などはオリジナルの文章を考えなければなりません。

同じ本を読んでも、恐らく全員違う文章になるだろうなぁと思います。

 

まずはテンプレートで文章というものが何かを知る。

そして、ひたすらそれにならって文章を書く。

その先にオリジナリティあふれる自分の文章というものがあると思います。

 

まだまだ、読書感想文の宿題が残っているお家も多いと思うので、

ぜひ罪悪感を感じることなく、大いに利用すべしです!