幼稚園・小学校

小1の夏休み。宿題は苦行という考え方を改めると、別の景色が見えて来る。

もうすぐ新学期ですね。

お子さんは宿題終わりましたか?

最後の追い込みをやっているお宅も多いのではないでしょうか。

 

私はと言えば、夏休みの宿題は毎年8月31日に泣きながらやっていました。

ほんと毎年そうでしたね。

なので夏休みの宿題に良い思い出はなし。

なぜにこんなに暑いときに勉強しなくちゃいけないのだ?

何の絵をかけばいいの?

自由研究って何すればいいの?

毎年悩んでいました。

 

そんな私が久しぶりに子供を通して夏休みの宿題に向き合うことになりました。

さて、私はどんな感想を持った?

 

1年生の宿題の量ってどれくらい?

 

まずは、そもそも小1の宿題が一体どんなものなのか?

というおはなし。

我が家の長男の宿題は以下のとおりでした。

 

1)音読&読書(教科書や図書館借りた本を読む)

2)算数と国語のドリル(あわせて30ページほど)

3)計算カード(一日1回やる)

4)絵日記

5)図画工作(絵か工作どちらか1つ)

6)朝顔の観察カードを1枚(種が出来た様子について書く)

 

以上です。

 

周囲から「小1の宿題は少ない」と聞いていたのですが、

「本当に少ないんだなぁ!」というのが感想。

うちの息子はドリルは夏休み1日目で終わらせましたし、

絵画は絵画教室の案内が学校からあり、

それに参加して終わらせました。

 

そういったものを利用すれば、

ほとんどの家庭にとってそこまで負担になるような内容ではないかなぁと思います。

学年が上がるともう少しいろいろあるのかもしれませんが…。

 

やってもやらなくても良い宿題が多数存在する

 

絶対にやらなければいけない宿題は少ないのですが、

宿題一覧のプリント以外にもう1枚プリントの配布がありました。

応募できるコンクール一覧です。

そこに習字や自由研究、感想文など応募できるものがずらりと載っています。

俳句や算数・数学コンクールなんてのもありました。

 

ここに載っているものは強制ではないのでやる必要は全くないのですが、

うちは読書感想文、習字、工作についてはコンクール内容に合わせてやることにしました。

また、絵画は絵画教室で作成したものをコンクールに出すことにしました。

 

親がすっごく大変!

 

やらなくても良い任意の宿題をやることになったのですが、

そうしようと思ったことを後悔するほど大変でした…。

小1だと親の指南なしには無理です。

 

例えば自由研究。

テーマを決めるのも親、図書館に一緒に行って本を探すのも親、

こうやって紙に書くんだよーと指導するのも親、

字がまっすぐに書けるように画用紙に定規で線を引き、

そこに下書きをさせて、あとで消しゴムで必死に消すのも親。

 

基本おおざっぱな私ですが、

やるなら見栄えよくしなくちゃ、

きちんとしなくちゃとなり、

どんどん大変になっていきました。

 

それでも任意の宿題をやってよかったと思う

 

いろいろと大変な思いをしたやらなくてもよい宿題ですが、

すべてが終わった今、やっぱりやってよかったと思います。

 

理由1:

自由研究や読書感想が必須となったときに一人でできるようになる。

 

小学校4年生くらいからは自由研究も読書感想文も必須の

宿題となるところが多いようです。

 

以前のポストで読書感想文の書き方を学校で習わないことを書きましたが、

自由研究もそうですよね。

私自身、自由研究の宿題が大嫌いだった理由は何をどうしたらいいのかが分からなかった、

というのが大きかったです。

 

https://kodolog-blog.com/post-238

 

今はネットで調べればやり方やテーマなどいろいろと情報が得られます。

それを親子で1年生のときから一緒にやることにより、4年生くらいには自分でテーマを決め、

どのような手順でまとめるかということが身につくのではないかと思います。

 

現にうちの息子は来年はロボットが作りたい!とか、

図書館にはロボットの本あるかな?とか、

自由研究をやっていなければ言わなかったことを言うようになりました。

 

理由2:

技術の上達や自信につながる。

 

お習字は習っているので、お習字教室で書いた課題もありましたが、

条幅紙(普通の半紙より長い)については自宅で書き、

それを添削してもらうという形だったので、

2日ほどみっちりやりました。

 

たった2日でしたが、

親のひいき目なしで、上達していくのが分かりました。

本人もそれは感じたようで、お習字がますます好きになったようです。

 

また、絵日記も日を追うごとに絵や文章が上手になっていきました。

最初はこういう風に書けば?とかこういう風に色を塗るといいよ、

というアドバイスもしていたのですが、最後は自分で色々と考えて工夫していました。

 

理由3:

ダラダラ過ごすことがない。

 

夏休みはすっごく忙しかったです。

旅行などのレジャーもあるし、習い事もある。

そのうえ、ご飯も三食家で食べます。

これに宿題が加わることで、

必然的に毎日やらなければいけないことが増えて

ダラダラしている暇は全然なかったです、いやいつもより忙しかったです。

 

やらされている感がなくなると、宿題もいいもの!

 

私にとって子供時代の宿題は本当に嫌なものでした。

宿題は何とかして片づけなくちゃいけないもの、苦行と思っていました。

 

でも、片づけなくちゃいけないもの、やらなくちゃいけないもの、

という考え方を捨てると、それなりにいい面もたくさんあることが今回分かりました。

 

図書館に行くこと、

本を読んで調べること、

それをまとめること、

一生懸命考えて作ること、

練習すること、

 

何一つ無駄なことないですよね。

 

なので、一緒に宿題をしながら、

その宿題をする意味や、

本をどうやって読むのか、活用するのか

と言うことを一緒に考えました。

来年はこの部分を一人でできるかな?

これを応用するとこういうこともできるかも?

とか色々な会話をし、

その会話は夏休みの宿題を一緒に頑張ったからこその会話だなぁと思いました。

 

ま、終わったから言えることで、

やっている最中は「あー、やめたい!」と

何度も思ったんですけどね 笑

 

でも、それは子供の前では見せずに共に宿題を頑張りました。

自分の宿題でもないのに、この達成感は何でしょうか 笑

 

その宿題をやることによって、子供が成長していく、

宿題によって夏休み中の生活リズムが整う、

高学年に向けての様々な練習の場、

と考えると夏休みの宿題も意味あるものに思えてきました。

 

泣きながら宿題をやっていた私がこう思える日が来るとは…。

さて、子供は実際のところどう思ったんでしょうねぇ。

大きくなったらじっくり聞いてみたいと思います。