皆さんは英検を受けたことがありますか?
私が初めて受けたのは、小学生の時。今から30年くらい前の話です。(あまりに昔過ぎて、書いててビックリです!)
私は海外から帰国して早々に小学生で受けましたが、今ほど小学生の英検受験は浸透していなかったですね。
が、今時は海外経験のない小学生の受験は全然珍しいことじゃなくなりましたね。しかも、低学年で普通に受けてますよね。でも、ふと思ったんです、小学校1年生、まだ平仮名も習い始めたところなのに、どうやって英検なんか受験できるんだろう?名前書くのだって一苦労では?と。
でも、今の英検って完全に小学校低学年が受けられるように色々と工夫されているんです!昔とは様変わりした”イマドキ”の英検を今日はお伝えできたらなぁと思います。
なぜ英検は小学校低学年向けに色々と工夫しているのか?
英検の一番下の級は5級で、この5級の英語レベルは中学初級程度とされています。つまり、もともと英検のターゲットは中学生を想定していたと思われます。
ですが、2011年と2015年を比較すると、小学生の志願者数が24%も増加したんだとか。その中でも、志願者の増加率が一番高いのは小学校1年生。なんと55%の増加。英検受験の低年齢化が進んでますね。
小学生の習い事でも英語は人気ですし、2020年から英語は小学校で教科化されます。大学受験で民間の外部試験を活用するという話もありますね。ますます英語熱が高まりそうな要素がたくさん!英検も小学生は大事なお客さんなのでしょう。
イマドキの英検は小学生に優しい
さて、具体的に英検は小学生向けにどんな工夫をしているのか見ていきましょー。
その1 解答用紙の必要事項記入欄の代筆・補助がOK
例えば5級の解答用紙を見てみると、受験地番号・個人番号、生年月日、氏名(ひらがな・漢字)、電話番号と年齢を書く必要があります。ちょっと低学年には一人で書けって方が無理な内容ですね。でも、試験開始の5分前までは受験教室に親が入り、これらの記入欄の代筆や補助をするのは認められています。すごい!5分前まで一緒だったら、子供もだいぶ不安も軽減されますね。
その2 解答用紙の見本が英検のサイトからダウンロード可能
各級の解答用紙や面接カードの見本のPDFが英検サイトにはあります。カラーでプリントアウトすれば本番さながらの練習が自宅でも可能に。小学生はマークシートなどは慣れていないと思うので、マークシートの塗り方が何度も練習できるのはいいですね。
その3 クッションなどを持参して椅子の高さの調節を行ってよい
英検の受験、昔は学校などで受けた気がするのですが、今ってどうなんでしょうね。学校で受験だった場合でも、高校だと椅子の高さは小学生にはちょっと低いですよね、きっと。でもクッションなどの持ち込みが認められているんです。受験会場ってかなり近くならないと分からないし、ましてや椅子の高さなんて分からないですもんね。実際使うかどうかは別として、クッションなどを持って行っていいというのは気持ち的に安心しますね。
その4 英検 for kids!に一日の流れや注意すべき点が網羅されている
英検のサイト内の「英検 for kids!」には上に書いたことだけでなく、「受験が終わった後に待ち合わせする場所を決めておきましょうね」だとか、「トイレは本人が行きたくないと行っても行っておきましょう」的な小さい子ならではの英検受験対策が載っています。「英検デビューできるかな?チェックシート」なるものもあって、受験できるかな?って思う人はこれで確認するのもいいですね。これを読んでいるだけで、だいぶ英検受験のイメージが出来ると思います。また、それだけでなく、どうやって勉強を進めればいいかなどについても詳しく書いてありますよ。読んでおいて損はないですよ。(私は英検の回し者ではありませんよ!!)
英検の受験者はそのうち小学生が主流になる?
実は私、子供に英検を小学生で受けさせることにさほど興味はなかったんです。
どちらかというと留学の時に必要なTOEFLなどの対策を早めにさせようと思っていました。でも、TOEFLって受験料や内容を考えると小学校低学年の受験にはあまり適してないんですよね。
かたや、英検は小学生(それも低学年)が受験するのにかなり配慮しているし、受験料も安いし、とっかかりとしてはいいんじゃないかなぁと最近思い始め、英検5級の問題集を購入しました。
今はまだ中高生の方が受験者としては多いようですが、そのうち小学生の方が多くなるんじゃないかなぁ。小学校で英語が教科化されれば、5級も中学生レベルじゃなくって小学生レベルって日が来るかもしれませんね。